全学年コンプリート

新学期の授業も全学年が一回りした。

 

この数週間で思うのは、全ての学年の授業内で、生徒たちの表情がとても良く、レスポンスも早いということだ。

 

小4~高3までの全学年が1つの校舎に集うようになったのは今年度からなので、(昨年は小4の募集をしていなかったため)10歳の生徒から18歳の生徒を同じ講師が指導するという体制が完成した。

 

当塾の英語は小6からしか指導しないため(言語形成期が10歳くらいのため)、まずは小4生には、姿勢作りや宿題のやり方、ノートのとり方など、笑いを織り交ぜながらレクチャーした。

 

言語形成期を過ぎると「体験的に言語を習得する能力」は失われていき、逆に「論理的に言語を習得する能力」が上回ため、「文法の知識」や「日本人講師の指導」が必須になる。その証拠に、小6から英語を始めた当塾の生徒たちは、高校生でいうところのSVC(第二文型)とSVO(第三文型)の区別は完全についている

 

これが数年続くと、写真にあるような「内申」「点数」どちらも欠けることのない完全な状態が完成する。

 

写真の生徒も通塾歴は4年半である。

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当塾は、「お客様からの要望を聞く塾」ではなく、「お客様のためになることをする塾」でありつづけたい。

 

だからやる気のある同志だけに集まって欲しい。

HP撮影ありがとうございました

4/1(金)~4/2(土)にかけて、HPのマイナーチェンジのために写真撮影を行いました。

 

個人写真を撮らせていただき、承諾書をご提出していただいた方、本当にありがとうございました。出来上がったものは、後日プリントアウトし、確認していただきます。

 

どれもこれも素晴らしい出来栄えの写真ばかりですので、もうしばらく吟味したいと思います。よろしくお願いします。

 

 

助けられっぱなしの日々

日曜日、4年間アルバイトとしてお手伝いしてくれた元教え子の就職祝いの送別会をした。

 

開校2年目に差し掛かり、生徒があまりいない時からお手伝いしてくれた大切なスタッフだ。

 

4年前、「あんまりお給料払えないかも知れないからごめんね」と言ったら、「先生はお金のことなんて気にしなくていいんです、そんな先生の姿は見たくありません。少しでも塾のお役に立てることができれば嬉しいです!!」と言ってくれた。

 

そんなことを思い出しながら、中3終了時にもらったメッセージを見返していた。

 

手前味噌だが、当塾で最後までアルバイトを続けてくれた元教え子たちは、往々にして就職はあっさり決まる。学力だけを有している学生なら多数いるだろうが、コミュニケーションスキルは言うまでもなく、その他立ち居振る舞いが他の学生よりも長けているのだと思う。

 

当塾のアルバイトの様子を見て「あそこまで動ける子たちは新卒社員でもなかなかいない、いいスタッフに恵まれていますね」と他塾の先生から言われたことがある。

 

そして、4月からは彼女に負けず劣らず優秀なスタッフが加わってくれる。たった1~2回の研修だけで、もう塾生全員の名前を覚えてくれた。雑務もきっちりとこなしてくれる。学力も申し分ない。指導法もしっかりとメモをとってくれる。生徒としては5年以上姿を見てきたけれど、こんなにできる子たちだとは予想もしなかった。

 

大学時代の友人、同業者の諸先輩方、生徒と保護者の方々、そしてアルバイトのスタッフ…

周りの人たちに恵まれているということが、今、一番幸せに感じることです。

 

これからもずっとずっと恩返しをしていきたいと思いました。

 

2016 0330丹羽 

伝わる人には伝わる

前職を辞した時、ある生徒からもらったメッセージがある。

 

◆原文そのまま(固有名詞は伏せてあります)◆

お久しぶりです。○○です。

先生が仕事をお辞めになるとお伺いしました。
2年と半年ほど××校に通わせていただきましたが、先生ほど素晴らしいと感じる授業とは高校に入ってもなかなか出会えません。

あの頃をよく思い出します。

先生がいたからこそ僕は△△高校に合格できました。
感謝してもしきれません。

ありがとうございました!

実は僕は水野先生のような先生になりたいと思っていたんです。先生の授業を見て、教師になろうとつくづく思いました。

いつかは水野先生のような…いや、先生を越える先生になってみせます!
夢を与える授業をありがとうございました!!

 

 

 

それから約6年・・・先日、その生徒が目標を達成し、来春から教員になるという報告をしに来てくれた。教え子たちからの寄せ書きや思い出の品は全て大切に保管してあるが、まさか本当に実現するとは思わなかった。

 

こちらとしては、「夢を与える授業」をした記憶もなければ、教え子に「こうなって欲しい」と語ったこともない。彼らが自分で自分の歩む道を取捨選択できるような、ちょっとしたお手伝いができたことを嬉しく思った。

 

 

新規生たちの変化

ウチはこんな塾です。元の出来の良い生徒など一人もいない。

歯医者さんで例えるならば、虫歯でボロボロの状態でやって来る生徒ばかり(褒め言葉です)

まずは、歯間ブラシの使い方・フロスの仕方・歯の磨き方など、患者教育から始める。

 

確かに、一度や二度の無料体験で「面白おかしく」「分かった気にさせる授業」をすれば、一時的な治療はできるかも知れないが、いずれ元にもどる。

 

だから、当塾は無料体験の期間は短くても1か月としている。基本的な姿勢を身に付けようと思ったらそれでも足りないくらいだ。

 

この春入塾した生徒にまつわるエピソードを1つだけお話ししたい。

その生徒は、授業中に「ペン回し」をする癖があった。それ以外は素直だったので、正式な入塾を認める運びになった。正式な塾生として迎えた初日に、「1か月以内に、その癖を直して欲しい」とお願いした。いきなり新規の塾生に怒鳴りつけるなどということはしない。勉強以外のところに治療の必要性があれば、遠慮なく口を挟んでいく。生徒は言いつけをしっかりと守り、今では宿題の直しを始め、自ら進んで質問に来るばかりが、自由英作文の添削までこちらに要請してくれるようになった。

 

ここまで来るのに3か月要した。

 

先日、入塾してから2回定期テストを終えたが、5科目で80点程アップしている。ただ、普段の素直で真面目な様子から推察すると、さらに50点の上乗せは可能だと思う。

 

中学生は前期の期末テストが終了した。

まだ未返却の生徒がいるため完全なAverageは算出していないが、塾生平均は400点は確実に超えているのでこちらとしても一安心…

 

当塾は、「特効薬」はお出しできない。だから、「伝わる人にだけ伝わればいい」と思っています。

 

※追記…この夏に入塾してきた生徒たちもほんの少しずつだが変化が見られてきた。自分から宿題を見せにくるようになったり、表情が生き生きしてきたり…そんなささいなことが毎日積み重なってやがて大きな成功体験になっていく。