最近、やたらと多い来客

最近、教え子の来客が多い。

ここ数年の卒塾生ではなく、全職時代、いまや社会人となった教え子たちだ。

 

基本的に、「社交辞令」で「卒業してからも遊びにおいでよ」とは言う。ただ、本気でそれは思っていない。塾講師は「消耗品」だと思っているし、卒業してから「教え子との同窓会」とかは好きではない。やろうとも思わない。

 

「僕は人気講師ですよ!!」をアピールしているだけの自己満足にしか過ぎないと思うからだ。大切なのは、現在通ってくれているお客様に最大のサーヴィスを提供することだし、そもそも卒塾生のことは「先生」でも「生徒」でもなく、ただの「友達の一人」としてしか見なしていない。

 

それでも訪ねて来てくれるのは、何かしら十余年前に関わったことが彼らの中で思う部分があったからだと思う。

 

つい先日は、大阪大学を卒業し、そのまま現地で働いている教え子が訪ねてきてくれた。彼女とのエピソードは数え切れないくらいあるので、また今度、生徒の前でお話してもらいたいと思う。

 

せっかくなので、場所を移して色々お話させてもらった。話を聞く度に、心の底から「こんな僕があなたみたいな立派な生徒を教えてすみません」という思いしか沸き上がってこない。写真は翌朝送られてきたメッセージ(勿論、本人の許可はいただいています)

 

小川怜子

 

学歴云々ではなく、教え子たちがどんどん自分を追い抜いていくことが何よりも嬉しかった。

 

 

テスト終了直後の自習室

当塾で対応している全中学・全高校の前期中間テストが終わった。

 

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写真は、「テストが終わった翌日」に自習に来ている中3生の様子である。小5~高3までが同じ校舎で通塾を続けるため、全員が同じ部屋で自習することになる。

 

毎日学校帰りに塾にやって来る高校生の姿に影響を受けてのことだと思う。

 

当塾の自習は強制ではないし、「勝手に来て勝手に帰って」くれればいいと思っています。

勿論、写真の生徒たちに無理強いしたことなど入塾以来一度も無い。

この空気感を作り出すことができるのも、塾の魅力の一つだと思う。

 

中間テストの結果はもうすぐ掲載しますが、高1生(岐阜北・加納)は塾で指導している科目に関しては、全員がその学校の学年平均を10点以上上回っており、学年1ケタもちらほら・・・

これが真の小中高一貫の破壊力。

 

継続してくれた生徒の皆さんと自己犠牲を払ってサポートしてくれているスタッフに感謝の毎日です。

 

 

成功例④(明治大学・立教大学合格~Kさん~)

当塾は2017年3月14日で開校丸6年。最後まで当塾のことを信じてくれた生徒の努力の軌跡を称え、劇的な変化を遂げたレジェンド塾生を随時、紹介していきます。
合格実績はこちら1年間の軌跡

 

【Kさんの通塾歴6年3か月】

※入塾時期:集会所での開校時
・中学時:精神的に弱い

 

・高等部継続、そして・・・
2017年春、明治大学立教大学南山大学その他合格

 

高校合格後の体験記https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?p=33
大学合格後の体験記https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?p=3414

 

Kさんは、小6の終わりに入塾。興味本意で集会所に来たらしい。コツコツ真面目に頑張る生徒だった。

 

2012年5月、中2の前期中間テストの対策期間中に、塾帰りに寄り道をしていた。今の大学1年生の教え子たちは打たれ強い。勿論、厳しく諭した。予想通り、結果は中学3年間の中で最も悪い点数だった。このように、経験則で、テストが始まる前からその生徒の点数が良いか、悪いか、は大抵の判別がつく。

通塾歴の長い生徒は、何かしらのターニングポイントがある。

根が真面目な彼女は、その後は塾の規律を破ることなく、すべてこちらの言った通りに学習してくれた。また、保護者様も先日紹介したYくん同様、全てを塾に任せて下さったので、成績の伸びも早かった。

 

高校受験の際も、「志望校のことで相談があります」と学校帰りに塾に来て、誰もいない部屋で泣いていた。大事なテストの前などはよく腹痛をおこしていた。もともと第一志望に置いていた高校では、入学後に潰れる可能性があることは明らかだった。

 

当塾は無理な進路指導はしないことをこころがけている。この高校はあなたに合っている」「この高校に通うとあなたのため」とかいう言い方は絶対にしない。こういう言い回しをする人は、個人的には信用しないことにしている。自分が昔言われて嫌だったからだ。そんな風にして選んだ進路は、失敗した時に大抵は他人のせいにする。塾は数字上のアドバイスはするが、結局は自分自身。志望校は自分で決めてもらって、保護者様にもご納得いただいた。考学館の講師は生徒の人生をしょって立てる程偉い人間ではありません。生徒たちには「頼むからこんな大人にならないでね」といつも説いています。

 

高校入学後は、精神的にもどんどん強くなり、勉強の要領も良くなった。漠然と将来関わりたい業種も自分から言ってくれるようになった。ただ、それには「都会の難関大学」を卒業することが絶対条件だった。通っていた高校からでは、悪くでも1ケタ順位をキープしていないと厳しい。早い段階から私立文系に的を絞り、苦行のように文系科目に勤しんでもらった。いわゆる「学歴フィルター」に引っかからないようにするために・・・いい意味での「厚かましさ」も増していき、センター試験の翌日には、「塾を朝7時30分に開放してもらえますか?」とわがままを言ってきた。向学心に溢れる生徒は「平等に贔屓」するのが当塾の方針なので、もちろん、それは対応した。

 

ゴールデンウィークには帰省して顔を見せてくれるらしいので、生徒の前で少し話してもらおうと思う。

 

「学力向上を通して人格を形成する」ということを体感し、最後まで当塾のことを信じてくれたKさんと、サポートして下さった保護者様には感謝の言葉しかありません。

 

今後は講師と生徒ではなく、「いち人間」として関わることができたら嬉しく思います。

 

 

 

成功例③(高校不合格からの大逆転~Yくん~)

当塾は2017年3月14日で開校丸6年。最後まで当塾のことを信じてくれた生徒の努力の軌跡を称え、劇的な変化を遂げたレジェンド塾生を随時、紹介していきます。
合格実績はこちら1年間の軌跡

 

【Yくんの通塾歴6年3か月】

※入塾時期:集会所での開校時
・初期のスペック:挨拶ができない・単語で話す(話す時に助詞がない)→公立高校不合格

 

・高等部継続、そして・・・2017年春、
名古屋工業大学(英語と物理はほぼ満点←1教科未受検だったとしても合格ライン到達)
東京理科大学
明治大学立命館大学名城大学(特待合格←高校創立以来初の快挙)合格

 

 

 

Yくんは第一印象があまりよろしくなかった。あいさつもぶっきらぼうだったし、確か1回目の授業は遅刻してきた。ただ、コツコツと丁寧に物事をこなすタイプだったので、「伸びる可能性有り」と判断し、入塾してもらった。

 

大学合格後の体験記https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?p=3428

 

一番良かったのは、保護者様が勉強に関することを、全て塾側にいい意味で「丸投げ」してくれたことだ。(彼に限らず、最後まで通塾してくれたお客様全員に共通する項目ではあるが・・・)

 

中学入学以降、勉強に関する質問は学校と塾以外では一切したことがないし、ご家庭からも塾に対して100%(←ここが大事:99%では駄目です)の信頼を置いていただけたことで、成績の伸びも早かった。HPやチラシの写真掲載など、多くのことにご協力いただいた上、6年以上も通塾していただき、感謝の言葉以外見つからない。

 

彼が中学校の時に解いた数学のプリントや自由英作文は、それ以降に入塾してくるお客様の最高のお手本となっている。まさに努力の天才。

 

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毎年、その年の最後の授業日には「今年も1年間お世話になりました。来年もよろしくお願いします」と言ってくれることからも、誠実な人柄が見てとれた。そして、私立高校で特待を勝ち取り、安心して公立高校の受験に送り出した。

 

ところが、こちらの力不足で、彼は公立高校を不合格になった。

 

お互いに大学受験での成功を目指し、彼は通塾を続けてくれた。そして、その悔しさをバネに、進学先の私立高校で一念発起。他の追随を許すことなく、学年1位を連発。高3時には全国模試の数学で2度の全国1位(要は満点)を獲得した。英語の偏差値も70前後はキープし続けた。だから、上記のような結果も当然と言えば当然だと思う。

 

これから生徒たちが通っていくであろう道を一番良く知る卒塾生の1人でもある彼は、この4月からはスタッフとして高校生の指導のサポートをしてくれている。生徒の皆さんには、私などではなく、彼を手本にして欲しいと思っています。

 

 

 

 

成功例②(立命館・南山:英米合格~Kくん~)

当塾は2017年3月14日で開校丸6年。最後まで当塾のことを信じてくれた生徒の努力の軌跡を称え、劇的な変化を遂げたレジェンド塾生を随時、紹介していきます。

合格実績はこちら1年間の軌跡

 

 

Kくんは、中1の始めに紹介で入塾してきた。中学入学後に初めてもらった通知表はオール3どころかアヒルさん(評定の「2」のこと)が複数いた。

 

中1の10月くらいに、「やる気が無いなら、明日の補習は来なくていい」と言ったら、本当に来なくなる始末。授業後に居残りさせてかなり叱った記憶がある。

 

彼にとって転機となったのは、この出来事だったらしい。大学合格直後に本人が言うには、「あの叱られた日に、帰りのチャリをこぎながら、(友達に紹介してもらって入ったこの塾で、みんなは頑張っているのに、自分だけがやる気が無く、そのせいで結果が出ないのはみじめだ)と思い反省し、奮起しました。」とのこと。

 

ただ、やる気が出てから、実際に数字となって結果が出るまでにはタイムラグがある。本当に数字という形で結果が出始めたのは、中3の後半くらいだった。

 

高校入学後も継続し、高2に入ってから、二次試験でリスニングを課す英語に特化した学部を持つ大学を受験したいと申し出てきた。付け焼刃の対策では通用しないので、入試日から逆算して「1日1ダイアログ」をノルマに「音の連結や消失のチェック」→「口頭英作文」→「シャドーイング」→「オーバーラッピング」→「シャドーイング(スクリプト無し)」の順で帰宅前の30分を利用して行った。しだいに「英語耳」が出来上がり、入試が近づくにつれ、リスニングはメモすらとらなくても解答できるようになった。そして、英語の偏差値は70を切ることは無くなった。

 

センター試験の本試験では英語は198点/200点を獲得し、他の科目と合わせても得点率は9割弱に達した。

 

全ての大学の結果が分かった後も「家にいてもやること無いんで・・・」となぜか自習に来る姿に驚いたとともに「学力向上を通して人は変わる」ということを証明してくれた最高の成功事例の一つだと思う。

 

これも、中高通して6年間の通塾の賜物なのである・・・

 

 

高校合格後の体験記https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?p=31

大学合格後の体験記https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?p=3426

 

 

【Kくんの通塾歴6年】

※入塾時期:中1の4月

・初期のスペック:定期テスト300ちょい・内申オール3未満

→中3学年末テストで440点・各務原西高校合格

・高等部継続、そして・・・

2017年春、立命館大学・南山大学(英米科)を始め、受験校全て合格

 

 

6年間ありがとうございました。今度TOEICで勝負しましょう!!