第三者が認めてこその変化

この1年程、毎日校舎の清掃を徹底しています。

先日、あるお客様に「先生お一人なのに随分綺麗になさっているんですね」と言われました。

「ガチ」で掃除をやる日は大抵、平日でも午前中からやっています。

サービス業に携わる者として、「箱」の中の清掃は当たり前だし、褒められることを目的としてやっているわけではありません。業者に委託する方法もありますが、自分でやらないと気付けないことも多々あります。

 

 

「授業が分かりやすい、面白い」は言われ慣れています(それができなければ集団塾の講師は失格)が、それ以外の部分を評価していただけたことが、素直に嬉しく思いました。

(ガラスの向こうには生徒が勝手につま先を前にして入れてくれるスリッパ~圧巻です~)

 

TS3V0311

 

 

これは、生徒にも言えることですが、「第三者」が外見で認めてこそ、初めてその人が「変わった」と言えるのではないでしょうか?

 

いくら「私は頑張ってます」アピールをしても、認められなければ、最後まで自己満足で終わってしまう。

 

自分自身が意識しているのは、何か事を始める時は、「絶対に例外を作らない」ことです。例外を作ったら、毎日が例外になるからです。

 

これからも、授業は言うに及ばず、細部にいたるまで洗練していきたいと思いました。

入塾テスト0点から6年半

当塾を開校したのは2011年3月14日。

開校当初の生徒たちのありさまがひどかった。

 

翌4月に小6の生徒がやってきた。小学校の教科書レベルの入塾テストが0点だった。

そもそも普通なら入塾テスト0点の生徒は入塾させない。

入塾面談の際は特にファーストインスピレーションを重視しているので、生徒の気概を感じることができたら、別に入塾テストの点はどうでもいい。

 

「この人を何とかしてサポートしてあげよう」と思わせることもその人が持つ「才能」だからだ。だから、たかだか数ヶ月の通塾では信頼関係は結べない。

 

あれから6年半、第一志望の高校に合格し、高校生になってからも当塾を継続し、最後の最後まで当塾を信じてくれた対価として、国公立大学の推薦を獲ってきた。

 

失礼ながら、「こんな生徒」でも素直に愚直に泥臭く頑張り、確固たる信頼関係を構築できているからこその結果なのだろう。自分のことのように嬉しかった。

 

これは、6年半以上も当塾に通ってくれたことへのご褒美以外の何者でもない。

 

入試まで気を抜かずに頑張って下さい。

拝金主義<義理・人情

当塾では「原則」高校生からの入塾は認めていない。

先日、中学卒業と同時に卒塾した生徒本人から直接電話がかかってきた。

 

「もう一度この塾で頑張らせて下さい」と。

 

おこがましい言い方になるが、「外界に出てみて、初めて当塾のクオリティーの高さに気付いたようだ。

 

通っている高校での成績次第では断ろうと思っていたが、そこそこの順位はキープしてくれていたので、復塾をOKした。

 

何よりも、開校初年度から通ってくれていた大切なお客様でもあったから、というのも大きな理由の一つだ。

 

こんな名も無い塾に小5から中3まで通ってくれたことに加え、また「ここに通いたい」と言ってくれる生徒をどうして見捨てることなどできようか。

 

教室

 

 

この塾を開校する時、どれだけの人に助けてもらったかを考えれば、たとえ利益にならなくても、義理や人情を大切にするのは当たり前のことなのである。

 

来月から正規の塾生として出戻り入塾をしてもらうが、もう面談翌日から毎日自習に来てくれている。

 

ここに戻って来たからにはもう大丈夫、必ず勝てる

我がまま生徒増殖中

高校生の定期テスト期間は、学校が早く終わるので、誰かしらが「学校帰りに塾に寄りたいので、早く塾を開放してもらえませんか?」と申し出てくる。

 

予定表の自習室解放時間はあってないようなものなので、能動的な生徒の我がままは全て受け入れるようにしている。それに連動して、中学生も学校帰りに塾に寄って自習する姿も見られるようになった。

 

これを聞くと「厳しい」「勉強をやらされる」だの、拡大解釈する人もいる。

 

自習室を「つまらない」という生徒など当塾には一人もいない。小手先のものに頼らなくとも、休憩時間等は講師のトーク力で雰囲気を緩ませることが可能だからだ。それもひっくるめて「教務力」なので・・・

 

無理強いもしていない。そんなことをしても意味はないからだ。

 

これから受験期が近づくにつれ、そういった生徒も増えてくると思いますが、やる気があり、能動的な生徒はしっかりと「平等に贔屓」させてもらいます。

2017:夏の結果!!&同志募集

今年の夏期講習はこの7年間で最も心血を注いだと言っても過言でない。

現中3生は、後発(途中入塾)の塾生が多いため、一から復習する必要性があった。

そのため、本来は休校日の日に校舎を開放し、学習の習慣づけを行ったり、リスニングのトレーニングの仕方をレクチャーしたり、何かと忙しい毎日だった。

 

当塾は困っている生徒から救いの手が差し伸べられれば、決して見捨てない。だから、自習中に次から次へとバッティングセンターのボールのようにやってくる質問に対応するのも、若い頃を思い出して、むしろ楽しかった。

 

東京や大阪から帰省した大学生たちも生徒の前で話をしてくれ、相変わらず優秀なアルバイトスタッフの献身的な働きのおかげで滞りなくこの夏を終えることができた。

 

校外模試で、偏差値69で県内50位以内に食い込んだ中3生を筆頭に、中1の前期期末テストの塾生平均(5科目合計)は425点に達した。中学生全体で見れば塾生の過半数が400点を越え、安定した成果を残すことができた。

 

更に、高3生も怒涛の勢いで偏差値の伸びを見せている。全国模試で、難関国立大や関関同立で既にA判定を叩き出した者。指定校推薦まであと一歩の者。現高3生は、開塾と同時に入塾した最後の生徒たち。

上記の中には、入塾テスト0点、塾内で柿の種を食べながら歩き回る、お菓子のゴミを捨てようとする、塾内を四つん這いで歩く者etc.目もあてられないような生徒たちだった。この7年間の通塾に心から感謝したいと思う。

 

当塾が目指すのは「元の出来は良くないが、素直な生徒たち」を鍛え上げ、勉強を通じて人格を形成すること。そして、正しく塾を選ぶことのできる目の肥えた消費者の皆様の熱烈な支持のもと、地域の教育レヴェルを引き上げ、革命を起こす。合格実績や体験記を見れば一目瞭然
この1年間の軌跡
https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?cat=10(体験記)

 

だから、最後まで信じてくれた生徒たちにはいつも言う大丈夫、我々は勝てる!!」と。

 

 

※考学館各務原校は「同志」募集中※

 

・小5~中2→空席あり

【注】ただし、中学生は自習室の雰囲気や、面白さ・分かりやすさの全てを兼ね備えた講師の授業力にいい意味でカルチャーショックを受ける可能性があるので、1か月間の無料体験あり。また、正しい指導による具体的勉強法も会得してもらう必要があります。

 

・中3→満席につき募集停止

・高校生→原則、中学からの継続のみ許可

(通塾歴の長い生徒でなければ、当塾の負荷の高いトレーニングについてくることが困難であるため)