当塾は2017年3月14日で開校丸6年。最後まで当塾のことを信じてくれた生徒の努力の軌跡を称え、劇的な変化を遂げたレジェンド塾生を随時、紹介していきます。
☆合格実績はこちら→1年間の軌跡
【Kさんの通塾歴6年3か月】
※入塾時期:集会所での開校時
・中学時:精神的に弱い
・高等部継続、そして・・・
2017年春、明治大学・立教大学・南山大学その他合格
※高校合格後の体験記→https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?p=33
※大学合格後の体験記→https://www.kougakukan-k.jp/taikenki/?p=3414
Kさんは、小6の終わりに入塾。興味本意で集会所に来たらしい。コツコツ真面目に頑張る生徒だった。
2012年5月、中2の前期中間テストの対策期間中に、塾帰りに寄り道をしていた。今の大学1年生の教え子たちは打たれ強い。勿論、厳しく諭した。予想通り、結果は中学3年間の中で最も悪い点数だった。このように、経験則で、テストが始まる前からその生徒の点数が良いか、悪いか、は大抵の判別がつく。
通塾歴の長い生徒は、何かしらのターニングポイントがある。
根が真面目な彼女は、その後は塾の規律を破ることなく、すべてこちらの言った通りに学習してくれた。また、保護者様も先日紹介したYくん同様、全てを塾に任せて下さったので、成績の伸びも早かった。
高校受験の際も、「志望校のことで相談があります」と学校帰りに塾に来て、誰もいない部屋で泣いていた。大事なテストの前などはよく腹痛をおこしていた。もともと第一志望に置いていた高校では、入学後に潰れる可能性があることは明らかだった。
当塾は無理な進路指導はしないことをこころがけている。「この高校はあなたに合っている」「この高校に通うとあなたのため」とかいう言い方は絶対にしない。こういう言い回しをする人は、個人的には信用しないことにしている。自分が昔言われて嫌だったからだ。そんな風にして選んだ進路は、失敗した時に大抵は他人のせいにする。塾は数字上のアドバイスはするが、結局は自分自身。志望校は自分で決めてもらって、保護者様にもご納得いただいた。考学館の講師は生徒の人生をしょって立てる程偉い人間ではありません。生徒たちには「頼むからこんな大人にならないでね」といつも説いています。
高校入学後は、精神的にもどんどん強くなり、勉強の要領も良くなった。漠然と将来関わりたい業種も自分から言ってくれるようになった。ただ、それには「都会の難関大学」を卒業することが絶対条件だった。通っていた高校からでは、悪くでも1ケタ順位をキープしていないと厳しい。早い段階から私立文系に的を絞り、苦行のように文系科目に勤しんでもらった。いわゆる「学歴フィルター」に引っかからないようにするために・・・いい意味での「厚かましさ」も増していき、センター試験の翌日には、「塾を朝7時30分に開放してもらえますか?」とわがままを言ってきた。向学心に溢れる生徒は「平等に贔屓」するのが当塾の方針なので、もちろん、それは対応した。
ゴールデンウィークには帰省して顔を見せてくれるらしいので、生徒の前で少し話してもらおうと思う。
「学力向上を通して人格を形成する」ということを体感し、最後まで当塾のことを信じてくれたKさんと、サポートして下さった保護者様には感謝の言葉しかありません。
今後は講師と生徒ではなく、「いち人間」として関わることができたら嬉しく思います。