強い子どもを育てる方が容易

【なぜかゴミ拾いをする生徒たち】

 

 

当塾の前には3日に1回のペースでテナント前にゴミが落ちています。

例えば、タバコのポイ捨て。最初は腹も立ちましたが、「壊れた大人は修復できないというある偉人の言葉を思い出しました。塾に着いてからトイレ掃除や玄関の窓拭き等は私のルーティーンになっています。したがって、テナント前のゴミも拾うように心がけています。

 

 

通常ではありえないものが落ちているので、最近では、ゴミ拾いも楽しくなってきました。食べかけのカレーパン、荷造り用の紐の塊、風に飛ばされてきたであろう段ボール箱etc. ここでは書けないものも複数あります。こういった部分にも、都会との教育格差が顕著に表れているのは言うまでもありません。

 

 

そういうことをする人間が「ゴミをポイ捨てするな」などと言う権利は全くないです。当塾の塾生には常識も良識もある大人になって欲しいと思います。

 

 

最近では不思議なことに、生徒たちの方から「先生、塾の前にゴミが落ちていたので拾っておきました。塾のゴミ箱に捨ててもいいですか?」と言ってくれます。基本的に、点数が良いか内申が良いか、どちらかに該当する生徒です。成績が良いからそれができるのではなくむしろその逆です。「そういうことが自分から言えるようになったから成績が良い」のです。私は学生時代にトライアスロン部の主将をしていました。もちろんスポーツはスポーツの魅力があります。これはあくまで私の経験則ですが、「勉強ほど人格を形成するのに、公平なものはない」と思います。

 

 

学校での態度がイマイチな人は、間違いなく塾の態度にも現れます。例えば帰るときに自分の使った机が歪んでいる、机の上に消しカスが残っている、椅子を引いて帰らない、机の中に忘れ物をしていくetc. 入塾当初、こういった現象が見られる生徒は、まずそこから修正していかなければなりません。それを自覚でき、自分の置かれている現状をしっかりと理解できる生徒であれば、伸びしろも青天井です。今後もそういった、意識の高い生徒を募集していきたいと思います。