先日、公立高校の一般選抜の合格発表があり、当塾の生徒は無事、全員が第一志望の公立高校に合格した。
これでしばらくは、穏やかな日々が過ごせると思いつつ、校舎でコーヒーを飲みながら雑務をしていたのも束の間…
どういう風の吹き回しか、合格が決まったばかりの生徒が、自習にやって来たのである。しかも4名。「家にいても暇だから」だそうだ。普通、合格が決定した当日など遊びまくって当然。自分も大学合格が分かってから、3日間で50時間以上ゲームをして過ごした。
その翌日もその4名とは別の生徒が高校から出された課題を持って現れた。受験前とまったく同じ光景が見られる。彼らの後ろ姿を見ると、この4年間やってきたことも無駄じゃなかった、と改めて思った。
その中の1人は、入試で445点を獲ったと報告してくれた。中1の頃は配布プリントを全て無くし、激しく叱った生徒である。
何回か前の日報にも書いたように、今の中3生(4月からの高校生)にはものすごく手を焼いた。それと同時に、私自身が、「大人が諦めなければ生徒は必ず変わる」ということを逆に学んだ年でもあった。だから、生徒たちには心の底から感謝している。「通ってくれてありがとう、これからもよろしく」と。
そして、本日は、高等部への継続の説明会をさせていただいた。彼らの「2回目の志望校合格」に向けて、講師一同全力でサポートしていくと固く誓ったのでした。
結局、当塾には平穏な日々はやって来ないのである…