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「塾ジプシー」。
何度か塾生の皆さんにも、このブログでも触れている言葉です。
簡単に言うと、転塾を繰り返す人たちの総称を指します。
大抵は「以前所属していた塾の悪口」を言います。
私の主観ですが「塾側に責任は無い」と思っています。
(著しく講師側に問題があるケース【生徒に暴力を振るう/ハラスメント行為をする/えこ贔屓をするなど】は除きます。
その塾に入ろうと思ったということは、何かしらの魅力を感じたからのはずです。チラシでもいいですし、お友達の紹介でもいいです。入塾のきっかけは何でも構いません。
そして、校舎の責任者の講師は、自身の時間とお客様の時間を割いて、塾の理念やカリキュラムを説明します。その後、無料体験数回を経て、正式入塾という流れが多いかと思います。
親御さんは、前の塾に退塾届を出し、印鑑を押し、新しい塾の説明会に参加、その後、体験、入塾というお忙しい日常の中で「もの凄いエネルギーを要する」はずです。だから、当塾では最初の入塾面談に多くの時間を割きます。何度も約束事項を確認します。そして、お子様から言質を取ります。「簡単に退塾・入塾を繰り返す生徒」になって欲しくないからです。
それでも、一定数、指示を聞かずに成績が停滞もしくは低下する生徒さんもいます。そうなれば、やることは一つ。「塾のせい」にして退塾コースまっしぐらです。
実は、私に限らず、ある程度ベテランの講師は、入塾面談の時点で「この生徒さんは、恐らく『その毛がある』な」ということは分かります。ただ、正直なところ、入塾すれば、最低でも入塾金と1か月ぶんの月謝は入金されますので「多少怪しいかな」という生徒さんでも入塾させます。
当塾は、そういったことは行わず、入塾面談の際にしっかりと約束をし、体験授業の時点で「この先、厳しいかな」と思った方は、入塾を保留orお断りします。
塾は「お手軽」に入退塾を繰り返す場所ではありません。