全てを捨ててこそ、救いの手は差し伸べられる

当塾の高校生は、全員が中学生からの持ち上がりです。何か相談があるときには、必ず以下のようなLINEをくれます。また質問がある時なども必ず「報連相」をしてくれます。これは、中学生時代にコミュニケーション能力の大切さを説いてきたからだと思います。

友人関係、部活の事、勉強の事など生徒からの相談は多岐に渡ります。その際、「〇〇した方がいいよ」「絶対〇〇すべきだ」などと言う無責任な発言は絶対にしないように心がけています。塾講師など、生徒の人生を背負って立てるほど立派な仕事ではありません。私も慈善事業でこの仕事をやっているわけではありませんので自らアクションを起こしてこない方には反応しません人から助けてほしい、救いの手を差し伸べて欲しいのであるならば、まず自分が全てをさらけ出さなければ相手に伝わるはずがないのです。私自身がそれを具現化し、生徒にその姿を見せています。

 


先日こんなことがありました。私は、英語力のブラッシュアップのために、英会話学校に通っていますが、正直に「月謝のことで相談があります。」と事務の方にお伝えしました。自分で言うのもおこがましいですが、私は「生徒」としてはかなり真面目な方だと思います。毎週出題される
300字から400字のエッセイ、テキスト、時事問題のディスカッションの予習など多くの宿題が課されますが忘れた事は1度もありません。また、質問や疑問点は必ずネイティブの方に相談するようにしています。そういった姿勢も評価されてのことでしょうか?通常であれば、ありえない金額を割引してもらえました。もちろん、今までと全く同じサービスが受けられるにも関わらず。あの人がそこまで言うんだから、ちょっと助けてやるか!と相手に思ってもらえるのも、その人の才能1つです。

 

 

これが、指示も守らず、宿題もやらず、言われた通りの勉強も実践せず、積極的に自ら質問をしない、私がそういった生徒であれば受け入れられなかったでしょう。また助けようという気も起きないでしょう。当塾がモットーとしている「平等に贔屓する」というのはそういうことです。ですから、たとえ通塾年月が浅くともいち早くこれに適応してくださる方は、早い段階で成績が伸びます。当塾で、内申点を30から40以上に上げる事はそこまで高いハードルではありません。また、高校生になってから、全国模試の偏差値で(校内ではありません)偏差値70を超える事はそこまで難しくありません。ただし、上記のことができればの話です。こういったことを書くたびに、「厳しい=先生がいつも怒っている」という拡大解釈が好きな方がいます。本当にそんな塾ならば、同業他社がひしめくこの地で10年も存続させることは不可能でしょう。