入塾テスト0点から6年半

当塾を開校したのは2011年3月14日。

開校当初の生徒たちのありさまがひどかった。

 

翌4月に小6の生徒がやってきた。小学校の教科書レベルの入塾テストが0点だった。

そもそも普通なら入塾テスト0点の生徒は入塾させない。

入塾面談の際は特にファーストインスピレーションを重視しているので、生徒の気概を感じることができたら、別に入塾テストの点はどうでもいい。

 

「この人を何とかしてサポートしてあげよう」と思わせることもその人が持つ「才能」だからだ。だから、たかだか数ヶ月の通塾では信頼関係は結べない。

 

あれから6年半、第一志望の高校に合格し、高校生になってからも当塾を継続し、最後の最後まで当塾を信じてくれた対価として、国公立大学の推薦を獲ってきた。

 

失礼ながら、「こんな生徒」でも素直に愚直に泥臭く頑張り、確固たる信頼関係を構築できているからこその結果なのだろう。自分のことのように嬉しかった。

 

これは、6年半以上も当塾に通ってくれたことへのご褒美以外の何者でもない。

 

入試まで気を抜かずに頑張って下さい。