高校生・生徒個別面談実施中です

新年度が始まり3週間が経過しましたが、いかがお過ごしでしょうか?

新高校1年の皆さんは、志望した学校が母校となりました。
高校でのご活躍を祈っています。

新高校2年の皆さんは、高校生活1年間を通してつけた力を生かし、次への進路への足掛かりとなる学年です。

新高校3年の皆さんは、いよいよ受験本番の年です。
志望校へ一歩ずつ着実に近づき、母校にしましょう。

中学生の皆さんは、考学館の先輩方の背中を追い、希望の高校へチャレンジしていきましょう。

現在、考学館では高校2・3年生において、生徒個別面談を実施しております。
理系の生徒は、私中嶋が担当しております。
面談では、将来の職業を意識し、志望大学・学部・学科を伺い、現在の学力との差から、今後の勉強スケジュール等の提案を行っています。

我々は今後も、生徒のサポートを全力で行ってまいります。

大きな誤算

先日、公立高校の一般選抜の合格発表があり、当塾の生徒は無事、全員が第一志望の公立高校に合格した

 

これでしばらくは、穏やかな日々が過ごせると思いつつ、校舎でコーヒーを飲みながら雑務をしていたのも束の間…

 

どういう風の吹き回しか、合格が決まったばかりの生徒が、自習にやって来たのである。しかも4名。「家にいても暇だから」だそうだ。普通、合格が決定した当日など遊びまくって当然。自分も大学合格が分かってから、3日間で50時間以上ゲームをして過ごした。

 

その翌日もその4名とは別の生徒が高校から出された課題を持って現れた。受験前とまったく同じ光景が見られる。彼らの後ろ姿を見ると、この4年間やってきたことも無駄じゃなかった、と改めて思った。

 

その中の1人は、入試で445点を獲ったと報告してくれた。中1の頃は配布プリントを全て無くし、激しく叱った生徒である。

 

何回か前の日報にも書いたように、今の中3生(4月からの高校生)にはものすごく手を焼いた。それと同時に、私自身が、「大人が諦めなければ生徒は必ず変わる」ということを逆に学んだ年でもあっただから、生徒たちには心の底から感謝している。「通ってくれてありがとう、これからもよろしく」と。

 

そして、本日は、高等部への継続の説明会をさせていただいた。彼らの「2回目の志望校合格」に向けて、講師一同全力でサポートしていくと固く誓ったのでした。

 

結局、当塾には平穏な日々はやって来ないのである…

開校4周年の御礼&公立高校全員合格のお知らせ

3月14日で考学館各務原校は開校4周年をむかえました。

 

思い返せば4年前。場所も無く、どこの馬の骨とも分からない塾に、大切なお子様を預けていただいたお客様には感謝の言葉しかありません。

 

公園の中の集会所で授業をしたこと、校区外のお客様にはご自宅まで説明をしに伺ったこと、何もかもが初めてのことばかりでした。

 

あれから月日は流れ開校時に小5だった生徒たちは、本日、全員が公立高校に合格しました。

 

4月には小学生~高校3年生までの全学年が揃い、開校当初の理念であった「同じ講師による真の小中高一貫」が実現します。

 

今後も「専門店」としてのクオリティを今まで以上に保ちつつ、通塾していただいているお客様に最高のサーヴィスを提供していきます。

 

考学館各務原校を今後ともよろしくお願いします。

高校入試当日

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花粉が到来すると、もうこの時期が来たかと思う。

今日は、公立高校の一般選抜の日。

 

フィジカルもメンタルもある程度強いと自負していたが、14年間この仕事をやってきて、「胃が痛くなる」という経験を始めてさせていただいた。

 

なぜならば、今の中3生は、14年この仕事をやっていて、最も手のかかり、最も目をかける必要があり、最も成長の遅い学年だったからだ。

 

4年前に校舎を開校した時、当時小6の一部の男子生徒は、塾内で柿の種を食べようとしていた。別の男子生徒は、お菓子のゴミを塾内で捨てようとしていた。途中入塾のある生徒は、「絶対に無くすな」と言った英語のプリントを全て無くした。精神的にもろい生徒も多数。作文の添削でミスを指摘しただけで、挙動不審になる。模擬試験の自己採点が悪いだけで人前で泣く。宿題のズルを巧妙に仕組むetc.挙げればきりがない。

 

何度となく授業の冒頭や途中に「説法」をし、打たれ弱い生徒は上手に手の平の上で転がし、勉強以前から改善して行った。

 

年月が経過して、少しずつ覚醒する者も現れ始めた。

1年半かかって29の内申を37に上げた者・2年半かかって30の内申を38に上げた者・半年がかりで292点を440点に上げた者・同じく半年で260点を430点に上げた者…

 

受験直前の彼らの顔は、入塾時のそれとは別人になっていた。

 

ただ、彼らとの関係はこれで終わりではない。合格発表が終わってからは、高校生の授業が始まる。きっと大学受験の時も苦労させられるんだろうなあ、と中3が帰った後の誰もいない教室でふと思った。

そのわがまま、できる限り聞きます

今は高校生のテスト週間。今に始まったことではないけれど、毎回、申し訳なさげに言いに来る生徒たち。「明日の塾は何時に空いていますか?テスト週間なので、学校が早く終わるんですけど…」この後はこう言いたいのだ。「学校帰りに塾に寄って勉強したいから、予定表よりも早い時間に塾を開放して下さい」

 

そして、彼らは、こちらが必ず「yes」と答えることが分かって聞いてくる。それに釣られて、一人、また一人と学校帰りに塾に来る生徒が増えて来る。毎回の光景とはいえ、少しはこっちのプライベートも考えてくれよ…と思いつつ、結局、全ての要求を呑んでしまう。だから、基本的に予定表にある「休校日」は全て無いものだと思っている。

 

こういう「わがまま」を言ってくる高校生は、大抵、中学生の時に随分迷惑をかけてくれた生徒たちだ。すぐに態度が顔にでる気分屋、学校帰りに泣きながら相談にくる女子、いつも面談が日付をまたぐ者etc.

 

塾はあくまでもサーヴィス業の一つとして考えているので、いわゆる「殿様商売」をしているつもりはない。あくまでも勉強というツールを通じ、成功体験を積み重ねて、自己実現したいお客様には最大のサーヴィスを提供する。だから、そういった生徒たちの「わがまま」は全て受け入れることにしている。

 

正のスパイラルは他の学年まで及び、受験を控えた中3生は勿論、向学心に溢れる定期テストが終わったばかりの中1・2生や、最近では家で塾の宿題ができない小学5年生の生徒まで自習室にやって来る。

 

最初の生徒たちと出会って4年が経過した。出会った頃は目も当てられないようなひどい有様だった彼らが成長していく姿を間近でみることができて、やはり、この軸足をぶらすことなく校舎運営をしてきて、正解だったと思った…そんな日々です。