休校日はなし

今日は、本来は休校日。

 

毎度のことですが、「能動的な生徒からの我がままは全て聞き入れる」というのが当塾の方針ですので、案の定、16:00~23:30まで自習室を開放する運びとなりました。

 

このままでいけば、お盆休みの何日間かもこうなることは明白…

 

当塾には元からの出来が良く、すべてを要領よくそつなくこなし…そんな生徒はいない。全員が「泥臭く」「愚直」に努力を続ける集団なのである。

 

日本最高峰の私大を受験する生徒も4年前の入塾時のスペックはひどいものだった。

 

他の生徒も同じ。

 

最も付き合いの永い生徒ともなれば、前職時代に小4の頃から指導しているので、もう9年目のお付き合いになる。

 

校舎を開校したばかりの頃は「早く実績を上げて周りから認められたい・誉められたい」という意識が強かったように思う。その感覚が、ここ数年の間に変わった。

 

この日報を打ちながら後ろから必死で英語のシャドーイングをする高3生をみていると、こう思わずにはいられないお客様に最高の結果を出して、喜んでもらいたい」と…

最高の結果 

 

先日、同業の先生から、「6月2日から日報が更新されていませんね」と言われた。
(テスト対策を優先順位の1番に持って来ていたため、今後はしっかりと更新します)
また、アルバイトの学生からも、「先生、香水変えましたね」と言われた。
一挙手一投足が人から見られているということを改めて実感した。

 

これは、講師と生徒の関係にもあてはまる。

 

今回の中間テスト対策を迎えるにあたり、今まで以上に生徒の状況を洞察した。

 

当塾は、痛い部分を一時的に消し去る即効性のある鎮痛剤は使用しない。

因果関係を把握し、根本から治療しなければ、一時的なまぐれ当たり的な成績上昇は起こるかも知れない。ただ、持続性はない。これを理解していだけるのは、意識の高い生徒だけだ。だからこそ、下記のような結果が炸裂したのだと思う。こんな塾のことを信じてくれた生徒の皆さんには感謝の言葉しかない。

 

生徒によっては1年ほどかけて、好結果に結びつくこともある。

当塾の塾生が最も成績が良いのは「中1のはじめ」ではなく「中3の終わり」ということが圧倒的に多い。

 

他塾で結果が出なかった人は必ず本人とその周りの環境に原因がある。

挨拶・塾に来る時間・宿題をちゃんとすぐに見せに来るか・靴を揃えているかetc.

そこまで口を挟む。それができた上で授業に参加するから、自ずと「超面白い」ということになるのである。

 

中学生からの入塾者には「1か月強の仮入塾(料金は発生しません)」をしていただき、塾側とお客様が「両想い」になった時点で正式入塾となる。もちろん、その間、失礼な勧誘の電話等は一切行わない。

 

先日、ふと思ったことがある。

世の中の「先生」と呼ばれる職に携わる者の中で資格がいらないのは塾講師くらいだ。

話術のセンスとコミュニケーション能力・学力・利他の精神があれば誰でもできる仕事だ。

だからこそ、いい加減な指導はしたくないし、その場限りの付け焼刃で「やる気になったような気」にはなってもらいたくない。末長くお客様とはお付き合いしていきたい。

開校5年目を迎えた今、そう思う。

 

※中学生前期中間テスト結果※

~It is a true army that fight the field!!~

 

※今回特に頑張った中1と中2にフォーカスを当てます!!

◆中3・高1・2・3は学年・クラスの上位者は複数名いるので、割愛します。

 

中1塾生平均

数学95.3点

英語95.8点

5科目平均420.8点

※英語で100点2名

 

中2塾生平均

数学87.4点

英語87.3点

5科目平均410.9点

※理科で100点1名

 

【上記生徒たちの入塾当初のスペック】

・挨拶ができない
・プリントを忘れて泣く
・塾までの道が分からなくて来れない
・宿題のズル
・途中式を省く
・注意するとスネるという最終奥儀を出す

もとの出来の良い生徒など一人もいませんでした…

やったのは数学に関しては3種類のプリントをノーミスで解けるまで何度も繰り返しただけだし、英語は何度も何度も本文テストを行っただけ。

当塾の本文テストは、「文構造」が把握できているかも確認しているため、ただの丸暗記とは異なる。まちがっても「this」を「これは」という指導はしない。「I」を「わたしは」とも教えない。だから、「作業」では終わらない。

 

ただ、「どのようにその問題を解いたか」まで、きっちりと講師の目の前で説明してもらうので、ごまかしはきかない。

 

開校時からいてくれる生徒がこう言っていたと保護者の方からメッセージをいただいたので紹介したい。その生徒は通っている高校で1位の成績をおさめている。

 

「今の自分があるのはここの塾の講師に出会えたからだ」

 

この場所で授業を受けていただければ、その生徒の言っていることが真実か否かは自明の事柄なのだ。

励ましの声

先日、ある元教え子の保護者の方から励ましのメッセージをいただいた。

 

この地に来てもう11年目になる。社会人になっている教え子も多く、その保護者の方々には、当塾の開校の際に大変お世話になった。そのため、個人的な相談もかなりさせていただいている。

 

「楽しさやイベントを全面に押し出した方が生徒も集まるし、その方が時代に合っているのかも知れない。生徒も年を重ねるごとに打たれ弱くなっていくし、もう授業1本槍のうちのやり方は古いんですかね?」と近況を報告していたら…

 

思いもよらない返答が得られた。

 

「先生のお気持ちは伝わっている人にはちゃんと伝わっています。今でも○○(教え子)は、ことある事に先生があの時こう言っていた、と話してくれます。これからもどうか水野先生らしさを失わないで頑張って下さい。決して円やかにならないで下さいね。きっと他のみなさんもそう思ってるはずですから」

 

昨日の自習室は、中学生も高校生もテスト前ということもあり、満席になった。

何度見てもこの光景は気持ちがいい。一番前の席には、ついこの間までランドセルをしょっていた新中1生も頑張ってくれている。

 

先の保護者の方のお言葉で、少しはブレかけていた軸足がしっかりと固定された。

 

塾の方針は絶対に変えない。

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れる・られる、の関係が終わってから

ランチ

17日の日曜日は、元教え子と会う機会があった。

初めて出会ったのが前職時代、中1の時。今は社会人2年目。

 

前職を辞して、ニートをしていた時、偶然入った牛丼屋でバイトしていた場面に遭遇して、ものすごく恥ずかしかったのを良く覚えている。

 

当塾を開校してからは、ずっとアルバイトとして塾の発展に貢献してくれた大事な「友達」です。

 

女子会なみに色々な話が長時間できて、大変いい時間を過ごすことができた。

彼女だけではなく、何年も前の卒塾生の保護者の方からFBでメッセージをいただいたり、相談に乗っていただいたり…多少は今までやってきたことも間違いではないのかな、と思った。

 

最初に勤めた会社で、上司から「教える・教えられる、という関係が終わった後も関係を築くことができるのが本物の講師だ」と言われたことを改めて実感した、そんな一日でした。

新章スタート!!

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久しぶりの更新です!!

 

考学館各務原校は今年度で開校5年目に突入しました。

通常、個人で開業すると一年以内に90パーセントの方が撤退、もしくは倒産するといわれる塾業界。

場所もなく集会所から始まったこの4年間、色んな経験をさせていただきました。

 

4月12日(日)には、お客様への感謝の意も込めて、生徒の保護者様の経営されているカフェを貸し切って「開校4周年記念式典」を行いました。今いる塾生も、過去に在籍していた生徒も集まってもらい、大変いい時間を過ごすことができました。(許可をいただき、写真を掲載させていただいています)

 

最高品質の授業を追及し、愚直で泥臭い校舎運営を通して、改めて、周りの人に恵まれている我々は幸せ者だと実感しました。

 

今年度は、開校当初中1だった生徒たちが高校3年生となり、いよいよ大学受験に臨みます。

入塾当初は、数学の計算もあやふやでbe動詞と一般動詞の区別も怪しかった生徒たちが、今や当たり前のように、「get angry with」と「get angry at」の違いを説明できます。理系の生徒は初見の数Ⅲの問題も苦も無く解くレヴェルにまで達しています。

 

あと10か月程で、当塾の今まで掲げてきた「真の小中高一貫」の成果が目に見える形で証明されます。

 

もう十年以上前になりますが、ある方からこのように言われたことがあります。

「君には授業のセンスはない。頭の回転も決して速くはない。万人受けをするタイプの人間でもない。きっと他の人よりも辛いことを沢山経験するに違いない。ただ、君には一つだけ天性の才能がある。君の周りには君のことを理解し、助けてくれる人が常に現れる。それが君の唯一の才能だ」

 

まさにその通りかも知れません。

ここまで来られたのは、保護者の皆様、生徒の皆様のご支援とご協力の賜物です。

 

そして、全ての学年の生徒が揃った今年度は当塾の第2章の幕開けです。

今後もお客様に最高のサーヴィスを提供させていただきます。考学館各務原校をよろしくお願いいたします。

 

※考学館各務原校では、塾生以外のより多くのお客様に最高峰の授業を体験していただけるように「公開授業」をすることや、低学年の兄弟生が「真の塾の楽しさ」を体感していただけるような企画を検討中です詳細は、後日、改めてお伝えします。