助けられっぱなしの日々

日曜日、4年間アルバイトとしてお手伝いしてくれた元教え子の就職祝いの送別会をした。

 

開校2年目に差し掛かり、生徒があまりいない時からお手伝いしてくれた大切なスタッフだ。

 

4年前、「あんまりお給料払えないかも知れないからごめんね」と言ったら、「先生はお金のことなんて気にしなくていいんです、そんな先生の姿は見たくありません。少しでも塾のお役に立てることができれば嬉しいです!!」と言ってくれた。

 

そんなことを思い出しながら、中3終了時にもらったメッセージを見返していた。

 

手前味噌だが、当塾で最後までアルバイトを続けてくれた元教え子たちは、往々にして就職はあっさり決まる。学力だけを有している学生なら多数いるだろうが、コミュニケーションスキルは言うまでもなく、その他立ち居振る舞いが他の学生よりも長けているのだと思う。

 

当塾のアルバイトの様子を見て「あそこまで動ける子たちは新卒社員でもなかなかいない、いいスタッフに恵まれていますね」と他塾の先生から言われたことがある。

 

そして、4月からは彼女に負けず劣らず優秀なスタッフが加わってくれる。たった1~2回の研修だけで、もう塾生全員の名前を覚えてくれた。雑務もきっちりとこなしてくれる。学力も申し分ない。指導法もしっかりとメモをとってくれる。生徒としては5年以上姿を見てきたけれど、こんなにできる子たちだとは予想もしなかった。

 

大学時代の友人、同業者の諸先輩方、生徒と保護者の方々、そしてアルバイトのスタッフ…

周りの人たちに恵まれているということが、今、一番幸せに感じることです。

 

これからもずっとずっと恩返しをしていきたいと思いました。

 

2016 0330丹羽 

【2016】大学合格体験記 Kくん

僕はこの塾に中学二年生の冬に入塾しました。入塾当初は、勉強の楽しさや大切さはまったく分かりませんでした。しかし、高三の一年間の猛勉強を経て、今は勉強の楽しさや大切さがなんとなく分かるような気がします。このようになれたのは水野先生に出会えたからだと思います。水野先生の楽しい話によってリラックスすることができ、また、礼儀のことや社会のことなどたくさんのことを学ぶことができました。目標の大学に合格できるように授業をしてくれた水野先生、休校日なのに自習するために塾を開けてくれた先生方には本当に感謝しています。この塾に入塾し、先生方に出会えたことを嬉しく思います。

【2016】大学合格体験記 Mさん

私は中学二年より五年間お世話になりました。

まず、目の前で生の授業を受けられる形態が私にはピッタリでした。

その頃から、大学受験を見越した授業を受けることで、継続した得点力をつけることができました。私が英語を好きになれたのは先生のおかげだと思います。

先生方は親身になって、大学進学や更に先の進路についても相談に乗って下さいました。

また、土日祝日の自習室開放も日々の学習の大きな助けとなってくれました。

高校3年生の2月の入試が近づくにつれて、すごく緊張しましたが、塾の温かい雰囲気のおかげで受験期を乗り越えることも出来ました。

もう卒塾はしましたが、今ではTOEICの勉強も教えてもらっています。

【2016】大学合格体験記 Kさん

私は考学館が開校した頃から通っていて、高校受験を終えてからも塾を続けました。

結果から言うと、私は希望の大学に合格することができました。

高い倍率の中で合格することができたのは、塾と先生の存在が大きかったように思います。

高校一年生の頃から大学受験を意識した授業や、一人一人の志望校に合わせた指導、どれも生徒のためを思ってやっていただいたことでした。

しかし、嬉しいことばかりではありませんでした。

思うように点数が上がらず、そのことがつらくて逃げ出そうと思ったことは数えきれないくらいありました。

そんな時、先生は私に「一度乗った船だから最後まで自分の限界に挑戦してみよう」とおっしゃいました。その言葉を励みに、最後の最後までやり切ることができました。

今なら、あの時あきらめなくてよかったと心から言えます。

本来ならお休みの日にも朝早くから夜遅くまで、私たちのために塾を開けて下さった先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

今まで塾で教えていただいたことを活かして、大学でも頑張ります。

 

 

伝わる人には伝わる

前職を辞した時、ある生徒からもらったメッセージがある。

 

◆原文そのまま(固有名詞は伏せてあります)◆

お久しぶりです。○○です。

先生が仕事をお辞めになるとお伺いしました。
2年と半年ほど××校に通わせていただきましたが、先生ほど素晴らしいと感じる授業とは高校に入ってもなかなか出会えません。

あの頃をよく思い出します。

先生がいたからこそ僕は△△高校に合格できました。
感謝してもしきれません。

ありがとうございました!

実は僕は水野先生のような先生になりたいと思っていたんです。先生の授業を見て、教師になろうとつくづく思いました。

いつかは水野先生のような…いや、先生を越える先生になってみせます!
夢を与える授業をありがとうございました!!

 

 

 

それから約6年・・・先日、その生徒が目標を達成し、来春から教員になるという報告をしに来てくれた。教え子たちからの寄せ書きや思い出の品は全て大切に保管してあるが、まさか本当に実現するとは思わなかった。

 

こちらとしては、「夢を与える授業」をした記憶もなければ、教え子に「こうなって欲しい」と語ったこともない。彼らが自分で自分の歩む道を取捨選択できるような、ちょっとしたお手伝いができたことを嬉しく思った。