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先日、高校1年生の生徒が、後期中間テストで学年2位を獲得しました。兄が2人通塾していたので、もう12年目のお付き合いになります。当塾の高校生は、一部例外を除き、大半が中学生からの継続です。そして高校入学後も、同じ講師が指導を続けるため、着地点から逆算して指導しています。
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先日、直近の高3生の成績を整理しました。当塾の高校生は、大半は中学からの継続ですので、5年、6年のお付き合いの生徒さんが普通です。
中3時にはある程度、高校入学後の素地(学力ではなく情報面や学習への取り組み方)が備わります。その上で継続してもらいます。指定校推薦を狙う大半の塾生の通知表平均は8以上(10段階)+定期テストは学年上位1割に入っています。当塾にとってこれは当たり前ですので、実を言うと、そこまで高校生の成績はチェックしていません。
そんな中、ある高3女子が学年1位を獲っていたことに初めて気づきました。そして、急いで写真を撮りました。彼女とはもう6年のお付き合いですが、2023年4月からバイトスタッフとして働いてもらいますので、まだまだ交流は続くと思います。
~6年間で色々ありました~
(1)塾を自主休校にしてサボる(一生許しません)
(2)中3の10月になっても校外模試の偏差値50未満
(3)質問対応に1回1時間半~2時間付き合わされる
(4)英検に落ち、泣きながら電話をしてくる
(5)その他、とにかくよく泣く
ただ、素直で感受性が豊かな生徒であれば、高校入学後にいくらでも逆転できます。進学する高校にもよりますが、高校での成績は、中学時代と必ずしも同じにはなりません。それを見越して継続をしてもらっています。周りからどのような評価をされていたかは不明ですが、彼女は「高校に入ったら伸びる」という根拠が十分にあったので、最後まで続けてもらいました。
高校入学後は、予想通り有り余る通知表の数値と、学年順位を維持していますので、全く心配していませんでした。そして、楽しく6年間通塾してくれたことと、常にお心遣いをいただいた保護者様に感謝です。
高校卒業後は塾生の高3女子で旅行に行くそうですが、高校を出ていない私としては、羨ましい限りです。
当塾で結果を出す生徒は「楽(らく)はしていないが楽しんでいる生徒」です。
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今、これを書いている11月11日は、私の大学時代に所属していたトライアスロン部(水泳、自転車、マラソンを3種目続けてやる競技)の創部記念日になります。「同じ数字が並んでいた方が覚えやすい」という理由で、創部した先輩方が決められたそうです。
大学入学後、どのサークルに入ろうか迷っていたところ、先輩から「うちの部活は自由だから」と言われ、入部を決めました。少しずつ練習にも慣れ、初めてのレースの時のことです。スイムはウェットスーツを着用して泳ぐのですが、レース前に先輩方が首回りや肩口、脇の下に何かを塗っているのに気付きました。(長距離を泳ぐため、「擦れる」のを防ぐために、ワセリンを塗ります)
軽い口調で「僕にもワセリン下さいよ」と言ったところ、先輩から、「何でお前にあげなきゃいけないの?何で持ってないの?入部の時に言ったよな、うちの部活は自由だからって」と思いもよらない答えが返ってきました。
能動的に取り組むのも自由、そうでないのも自由、という意味の「自由」だということに気付かされたのが、この時です。愚かにも、私は「やりたい放題好き勝手にしていい」という意味で解釈していました。
大学入学時は、高校を経ずに入学したことも相まって、私は人とうまくコミュニケーションが取れませんでした。部でも同様で、「先輩に自ら教えを乞う」ということもありませんでした。ただ、それを境に自分なりに変われたのではないかと思います。自転車の整備、タイヤの貼り換え方、自主練のメニューの決め方、こちらから能動的に向かっていけば、先輩方や仲間も優しく教えてくれました。
それから2年後、主将となり、後輩にも恵まれ、コミュニケーション能力も向上。とある大会で個人で8位に入賞することができました。下はその際のゴールの写真です。あれから20年以上経ちますが、今でも交流のある先輩、後輩、同期は目に見えない財産です。結婚式には30名以上が列席してくれました。
「結局、何しに大学へ行ったのかもよく分からんけど、知らない間にこんなに多くのいい友達ができてたんだね。それだけでも、あんたを大学にやって本当に良かったわ」と涙ながらに母が言っていたのを鮮明に覚えています。
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目下、高2以下の生徒と保護者様との三者面談中です。当塾の面談は、学年に関わらず、必ず「三者」で行うことにしています。講師が生徒に伝えたことが、「歪曲」して親御さんに伝わっていないかを確認するためです。
講師の意図や指導内容は、塾のLINEから塾生、保護者様には毎日配信しています。しっかりと塾の情報を親御さんと生徒さんでシェアできている場合、当然のことながら信頼関係が成り立っています。よって、その生徒さんの成績も良いのです。
更に、塾での姿勢や態度は、そのまま学校で出ています。この仕事は、人間観察が趣味のようになりますので、生徒さんの所作は彼らが思っている以上に講師側は見ています。
ノートをとる時、利き手でない方がダランとしていないか、ほおずえをついたり、足を組んだりしていないか、机や椅子が斜めになっていないか、塾から渡した案内の用紙などを、直ぐに見せているか、国語の作文や英作をしっかりと講師に見せにきているか、自己処理せずに、質問はできているかetc.
点数のわりに、通知表の数値が伸びていない生徒さんは、間違いなく上記のいずれかの項目を守っていません。また、その立ち居振る舞いが知らず知らずのうちに、学校で出ています。普通に考えれば、塾は「お金を払って、点数を買いにくる場所」です。学校でもない場所で、生徒さんの時間を奪い、月謝をいただいていますので、いい加減な指導はできません。
下の写真も、後から入塾した生徒が、在塾生の真似をして靴を揃えているだけなのです。勉強以外の外見面がしっかりした後で、初めて数値となって結果が出ます。過去に「成績のみが通塾しているだけで勝手に上がっていく」という例外は1人もいませんでした。
講師が高校中退にも関わらず、大学受験で結果を出すことができているのは、生徒さんたちが、しっかりとルールを守り、その中で「楽しんで」通ってくれているからに他なりません。
(嫌々通塾していたら、高3までは在塾しません)
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当塾の高校生は、ほぼ全員が中学からの継続組です。高校生からの入塾も受け付けてはいますが、基本的には紹介のみになります。
下の模試の結果は、当塾に小6の2月から通塾している高3生のものです。入塾当初は、塾を自主休校にしたり、報連相もろくにできない有様でした。(こういった「勉強以外の要素」が完璧にならなければ、「普通の生徒」は数値には反映されません)
高2後期には、一般受験で大学に進学することを決意していました。また、志望大学に関しても、調べていました。
当塾では、「その大学(第二・三志望も含む)に徹底的に的を絞った対策」をします。高校生は、志望大学が決まった時から受験生です。「高3=受験生」という甘い考えの生徒はいません。中長期的な計画を組むことにより、徐々に数値が向上するのです。あと少しで英語の偏差値も上がっていくでしょう。
当塾がどんな状況にあろうとも、信頼関係のもと、6年間も通塾してくれた大事なお客様ですので、過剰サービスは当たり前です。2~3月に講師と生徒の関係は終わりますが、こういったお客様こそ、当塾のパーフェクトカスタマーなのです。